2017年4月9日日曜日

やや日めくり憲法49条(議員の歳費)


4月9日ですので、49条の解説です。



第四十九条 両議院の議員は、法律の定めるところにより、国庫から相当額の歳費を受ける。



この条文は、大切なことを2つ言っています。



一つは、国会議員は無給じゃない、ってことです。

もし国会議員が無給だったら、みんな生活費を稼ぐので忙しくて、

国会休んだり、議論の準備しなかったりになるかもしれませんよね。

そこで、ちゃんと給料(歳費)を払うから、しっかり国会議員としての仕事をしてね、って定めています。



もう一つは、その給料の額は、国会が自分で決められるってことです。

もし、国会議員の給料を内閣が決められるってことになったら

内閣が自分の仲間にだけ優遇したり、簡単に増減できちゃうことになって

国会議員の身分が不安定なものになっちゃいますよね?

ちゃんと国会での話し合いに集中してもらうための給料なので、

誰かの勝手で増減しちゃわないように

国会議員が自ら決められるってことになっているんです。



そんなことしたら、好き勝手に増やされちゃうんじゃない?

って不安もありますよね。

でも、法律は国民に公布しなければならないものなので

国民は法律を見ることができて、高すぎると思ったら、そんなことを決めた国会議員を、次の選挙で落とせばいいんです。

もし、内閣が決められるってなったら、

法律とは違うので、基準が国民に公表されないかもしれないですし

情報開示請求しても「廃棄した」って言われちゃうかもしれないですよね

(最近は防衛省や財務省などで「廃棄した」が流行っていますので)

誰がどういう基準でいくらもらうのかってのをはっきりさせるためにも、法律で決める、ってなっているのです。



実際には、

「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」という法律で決まっています。

役職じゃない議員だと月129万4千円らしいですね(1条)。

そのほかに、年2回のボーナス、文書通信交通滞在費などが出るようです。これらとは別に政党に配る政党助成金(年間約320億円)ってのもありますね。



けっこうもらっていますね。



ちなみに、

国務大臣になると別に給料が出るので

大臣の妻がポンと100万円の寄付をすることも可能かもしれません。



これだけの歳費に見合った働きをしていない議員(寝てばかり、ヤジばかり、不起訴が決まるまで雲隠れ)がいるのかどうか
それを見張るのも国民の仕事(不断の努力)なんでしょうね。