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ごあいさつ

みなさん、はじめまして☆
私たちは、自由民主党の「日本国憲法改正草案」の内容とその怖さを、広く知らせることを目的とする、若手弁護士(弁護士登録期が51期以降=登録から15年以内)の有志の会(略称「あすわか」)です。
現在、当会で作成したパンフレットや紙芝居を使って、全国各地(?)で講演(憲法カフェ、ランチで憲法など)を行っています!
また、イベントや集会に参加したり、声明を発表する、書籍を出すなどもしています。
こういった活動は、FacebookTwitterでも発信しています  ご注目ください!
なお、お問い合わせは、peaceloving.lawyer@gmail.comまで!

最近の記事


今後のスケジュール

2017年6月27日火曜日

東京都民じゃなくても ちょっと気になる小池都知事の憲法へのまなざし



 東京都民でない方には大して興味の無いことかもしれませんが…
 7月2日は、東京都議会議員選挙があります。

 築地市場を豊洲に移転するのかどうか、とか、お昼のワイドショーなどで
ずーっと報道されていますね。
 「築地ブランドを守る」と言いつつ豊洲に移すって???ちょっと意味が
分からない…みたいなw


 さて、そんな都議選、小池百合子都知事が代表を務める「都民ファースト」と
自民党が競り合ってる!と報じれています。
 そう報道されると、小池百合子都知事と自民党が険悪な関係にあるかのよう
にも思えてしまいますねー。
 …でも、小池都知事、自民党から離党とか除名とか、そういう報道もされて
いないので、まだ自民党員なのかな、って素朴な疑問がわきます。


 あすわか的には、小池都知事がかつて雑誌の対談で、「軍事上、外交上の
判断において、核武装の選択肢は十分ありうる」と発言したのにもドン引き
していますが(雑誌『Voice』PHP研究所、2003年3月号)、
 2011年8月26日の、このツイートは、正直言ってひどいなぁと思うのです。

「本日、サンフランシスコ講和条約発効日である
4月28日を主権回復記念日として祝日とする議員
立法を総務会で承認し、衆議院に提出いたしました。
祝日が多すぎるというなら、借り物の憲法記念日
5月3日を祝日から外します。 #JNSC」


 「借り物」という表現からは、日本国憲法をいわゆる「アメリカからの
押しつけ憲法」かのように認識している態度がうかがえます。
 安倍首相や自民党と同じように、日本国憲法への「蔑視」を読み取らざるを
得ません。
 日本国憲法がどのような過程を経て作られたか、は、あすわかは繰り返し
書いてきましたが、いずれも高度な研究をしないと理解できないものではなく、
ただ単に史実を真正面から見れば、自ずと「GHQが日本の学者たちの案を
参考に作った草案を日本政府が受け取り、多数派の政党がこぞって賛同し、
帝国議会が草案を審議して修正を重ねて多数の賛成を経て制定され、
国民が喝采でもって受け入れた」憲法だということが分かるはずなのです。
それを、どこをどう歪んで解釈すれば「借り物」「押しつけ」と見えるのか…

 こういう、「自分の信じたものしか見たくない」という態度は、いけません
(ツイートにあるように、沖縄を見捨てて4月28日を主権回復の日とか喜ぶ
態度にも通じるものがあります)。


 日本国憲法を「借り物」と軽んじる都知事は、都民の自由・人権・個人の
尊厳などをどのように考えているのかも、不安になります。

 例えば、小池都知事は朝鮮学校への補助金支給を停止したままです。
ずっと東京で生き、東京で暮らしている在日の子どもたちは、小池都知事
のいう「都民ファースト」の「都民」ではない、ということですね… 
どんな国籍の子どもであっても等しく学習権を保障しよう、という気持ちは、
ないようです。
 公立学校での日の丸・君が代の強制も、都知事は決して止めません。

 東京都の事情だから東京都民以外には関係ない、と思う方は少なくない
とは思いますが、首都である東京での選挙は、現政権の暴走を「加速」させ
るか「つまづかせる」か、とても大きく影響します。
 生活に密着する地方自治体の熱は、高くても低くても、少なからず国政へ
影響するものなのです。


 この都知事選に限らず、どこの選挙でも、「イメージ」だけで支持する候補
者を選ぶのは、とても危ういことです。
 ぜひ、「この人は共謀罪や安保には反対したのかな」「この人は憲法改正
についてはどう考えているんだろう」などなど、憲法という視点から候補者を
吟味してはいかがでしょう(^^)/




2017年6月26日月曜日

首相の「急いで改憲」プラン なんで勝手にそんなこと!



 安倍首相が、改憲に向けて、もーんのすごい前のめりな計画を立てています。


● 自民改憲案秋を国会に提出 首相表明 党の結論前倒し(東京)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062502000134.html


 いわく、
「自民党で改正案の検討を急ぐ。臨時国会が
終わる前に、衆参の憲法審査会に自民党の案を
出したい。二〇二〇年は、新しい憲法が施行され
る年にしたい」。


 あまりにも前のめりすぎて、あまりにも勝手すぎて、突っ込まずに入られ
ません。
 
 何度でも言いますが、憲法は「国民が」国家権力をしばるための法です。

 国民が自分たちの自由や人権を守るために、放置していたら必ず暴走する
権力をあらかじめ縛っておく。その縛るロープあるいは縄が、憲法です。
 権力側の、首相・大臣・国会議員・裁判官・公務員は、「縛られている立場」
なので、憲法の理念をよく理解し、憲法を遵守し、この体制に反することなど
してはいけない義務を負っています(99条 憲法尊重擁護義務)。


 だから憲法を変えよう!などという話は、憲法の「所有者」であり憲法で権力を
「縛る」人である国民が言い出して初めて動き始める話なのです。

 国民が、自分たちの人権や自由を実現する上でどうしても憲法が合わなかった
り、民主主義の政治を動かしていく上でどうしても憲法の規定が合わなかったり
するときに、初めて、「法整備を整えたりするだけでは限界があるから憲法を変え
ないと」という案が出てきて、国民の大多数がそれを求めている…みたいな流れが
あってこそ、「憲法を変えよう」という議論が成熟するのではないでしょうか。


 なのに、あれ???なんで首相自身が改憲を急ぐのでしょう?
 国民の大多数がそれを望んでいるなんて現実が、どこにあるのでしょう?


 …思えば、特定秘密保護法も、安保も、共謀罪も、ぜーんぶ「そんなもの望む
世論、どこにもないんですけど??」というものでした。

 この「急いで改憲」プランも、ただただ、首相の執念、でしかありません。


 そんな執念につきあう筋合いはありません。
 私たち国民の憲法を、「あ、このロープ、きついから切っとく」なんて言われ
たら、たまりません(>_<)。


 どの政党も信用できない、その政党も頼りない…という方、少なくないはず
です。
 でも、憲法を変えるという話は、国民全員の未来にかかわってくる大問題です。
 なので、支持政党がなかろうが、どんだけ政治に関心がなかろうか、自分の身
を自分で守るためには、憲法のキホンは、知っておかないと、「防災」できません。
 そう、「自分らしさ」「平穏な生活」を守るための防災は、“知憲”です。
 「とりあえず、ケンポウ知っとこ。」これが大切な大切な一歩です。
 あすわかには、「政治とか憲法とかぜーんぜん知らないんだけど」という方にも
楽しく一歩を踏み出せるような憲法カフェの達人がたーっくさんいます☆
 ぜひ、あすわか弁護士を呼んで、憲法の話を聞いたり、あすわかが出している
憲法の本を読んでみたりして、憲法と出会ってみて下さい。


● 憲法カフェのご依頼は→ peaceloving.lawyer@gmail.com
● 憲法カフェのご依頼要項 http://www.asuno-jiyuu.com/p/blog-page_15.html

2017年6月20日火曜日

6月30日(金) ビギナー大歓迎♪分かりやすすぎるテロ等準備罪(共謀罪)のカフェby“新潟のニノ”



  共謀罪(テロ等準備罪)が創設されてしまいました。
  中味は最悪で、国会での政府の答弁もめちゃくちゃでしたが、
「いやー、なんか怖いとは思ってたんだけどねー、TV見てもなんか
よく分からなかったし、テロ対策な部分もあるのかなとか思って…」
という方は少なくないはずです。
  仕事・家事・育児・介護に追われながら政治のニュースを追いかける
のは至難の業なので、それも仕方ないことです。

 でも、「作られちゃったんだから仕方ない」では済まされません。
 これから、私たちの生活にどう影響するのか、私たちの社会はどう
変わっていくのか、今からでも知っておかないと、自分や子どもの
穏やかで自由な未来は守れません。

 立ち上がったのは、共謀罪とそれを作った政府・与党への怒りが冷め
ない、あすわかの二宮淳悟弁護士、人呼んで“新潟のニノ”はたまた
“新潟の赤い彗星”
 6月30日に新潟市のイベントスペースで、憲法カフェならぬ“共謀罪
カフェ”を開催するとのこと。
 ラジオでの軽快なトークも大人気な“新潟の赤い彗星”が、誰よりも
分かりやすく共謀罪を語ります(2分に1回はドッカーンと笑いをとる…
はずです)。

  憲法ビギナー、政治ビギナー、大歓迎です♪


*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*


【話そう・学ぼう・考えよう】
  ~「改正組織的犯罪処罰法」

        (テロ等準備罪・共謀罪)学習会~


日時: 6月30日(金)18:30~


場所: Wow!Sta.NIIGATA
   中央区堀之内50番11 https://www.facebook.com/wowstaniigata/


講師: 二宮淳悟弁護士 
       人呼んで “新潟のニノ” “新潟の赤い彗星”
  (明日の自由を守る若手弁護士の会)


参加費: 無料


事前申込: 不要


FBイベントページ: https://www.facebook.com/events/468899556795996/?acontext=%7B%22action_history%22%3A%22[%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22messaging%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22attachment%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A%7B%7D%7D]%22%7D   


主催: 新潟の赤い彗星


2017年6月19日月曜日

6月29日(木) 講演「暮らしの中の憲法」@千里☆



 民意をねじ伏せるように共謀罪(テロ等準備罪)を創設した
政権・与党への怒りは、簡単には冷めません…
 いや、ムリですよね冷めるわけがない。
 最悪な治安立法を作る政権は、明らかに、国民が「自分の頭で
考える」こと自体を恐れています。そんな政権に民主主義国家の
舵取りをする資格は、もちろん、ありません。

 首相の今日の記者会見は、「野党がひどいせいで自分もついつい
頭がカっとなって」的な、国会が混乱した責任は根本的には自分には
まったくないとでも言いたげな様子でした。反省反省と言いながら、
国民への説明責任は果たすつもりもない…主権者として、これ以上
軽んじられるのは、あまりにも納得がいきません。

 この国って、ほんとうにどうなるんだろう…漠然と不安を抱く方は、
少なくないはずです。そんな方々にこそ、今、憲法を知って欲しい。
強く強く、願う日々です。難しい話ではありません、キホンのキだけ
でも知ってみませんか?
 自分の今の生活と未来を自分でどう守れるか、なにかの大きな
きっかけになるはずです☆


.:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:..:*゜..:。:.::.*゜:.。:.


憲法…?ケンポーって何…?私たちにどう関係するの?
  ~暮らしの中の憲法~(大阪府吹田市南千里)



日時: 6月29日(木)
  18:30~ 開場
  19:00~21:00 イベント



場所: 千里市民センター大ホール
  (千里ニュータウンプラザ2F 阪急南千里駅下車西側すぐ)



内容: 日々の暮らし、福祉(保育所や障害者施設、診療所など)の
  仕事がどう憲法と関わっているか、また、「そもそもケンポーって何?」
  「カイケン(憲法改正)って?」という方のために、わかりやすく憲法を
  解説します。


講師: 安原 邦博 弁護士
   (明日の自由を守る若手弁護士の会)



参加費: 無料


申込み: 主催法人の関係者を対象としていますが、会場の座席数の
        範囲内で市民のみなさんにもご参加いただけます。参加を希望
    される方は、下記までお申込み下さい(先着順)。満席になり次第
    受付を終了します。
     共愛会(担当)菅野優希まで
     fax 06-6382-8751 tel 06-6381-2005



主催: 共愛会・くぬぎ会・こばと会・さつき福祉会・ヒューマン福祉会


2017年6月16日金曜日

心も民主主義も手放しません ~共謀罪成立と民主主義への冒涜に激怒するあすわか声明~



 昨日、参議院本会議で、組織的犯罪処罰法改正案(=テロ等準備罪
すなわち共謀罪法案)が可決・成立しました。


 まぎれもない戦後民主主義史上最悪の治安立法が、この国で生きる
人の自由と民主主義社会に致命的な打撃を与えることについて。

 例えば、国連特別報告者が首相へ質問状を送り警鐘を鳴らしたこと
自体が、すでにその危険の大きさを証明していますが、それに対する
政府の猛烈な感情的な反応はまさに「逆ギレ」で、現政権特有の非論
理的で強硬な気質が国内外に改めて知れ渡った、恥ずべき一幕でした。
 参議院での採決に際しては、法務委員会の採決すら省略して本会議
に持ち込むという前代未聞の暴挙も、この国の民主主義を決定的に
後退させる法案に「ふさわしい」企てでした。

 
 政府は言います。「適用対象は組織的犯罪集団だけなんだ、準備
行為がなければ処罰されないんだ。」
 けれど条文を見れば大きな抜け穴ばかりで、結局はどんなグループ
だろうが組織的犯罪集団と見なされ、どんなささい行為でも準備行為
と見なされてしまう。

 あるいはこう主張し続けました。
 「一般市民が対象になることはあり得ない」。
 しかしずさんを極めた政府答弁は、むしろ私たちの懸念が正しい
ことを際立たせました。
 「私やあなたが、一般市民なのか、犯罪集団のメンバーなのかは、
警察がまず監視してから判断する」。
 監視してみなければ、会話・メール・LINEのやりとりでの
話し合い(共謀)の中身など分かるはずもないので、当たり前と
いえば当たり前でしょう。
 共謀罪の創設によって、やましいことをしていようがなかろうが、
国民は全員監視対象になる。政府にも隠しきれない真実です。

  

 「とりあえず政治への文句は言わないでおこう」
 「無難なことしか言わないでおこう」

 一人一人を萎縮させて、社会全体を「権力を批判できない」空気で
飲み込む。自由にものが語れなくなれば民主主義は壊れます。
 自分の考えや心の中を知られない自由(内心の自由)を侵し、民主
主義の息の根を止める。
 これが共謀罪の破壊力です。

 

 人は、人である以上、考え、感じ、怒り、疑問を持ったり、好奇心
がわきます。
 自分の頭で考え、こころで感じたことを、自分の言葉で語り、書き、
歌い、表現する。
 自分が、他の誰でもない唯一の自分でありえるのは、こういう瞬間
があるからではないでしょうか。

 自分の足で立ち上がり、自分の言葉で語り始めた人たちの計り知れ
ない力を、私たちは2015年夏に経験しました。
 その力は「ありえない」はずだった野党共闘を実現させ、「ありえ
ない」はずだった1人区での当選を勝ち取りました。デモクラシーを
恐れ、敵視した現政権が、人と社会の萎縮を目指して共謀罪を急ピッチ
で作り上げたのは、ある意味必然です。
 そしてそれは、絶対に許せない必然です。



「一般市民が対象になることはあり得ない」という政府の言葉に、
どうしてもひっかかりを覚えます。

 特定秘密保護法案や安保法案、そして共謀罪法案。自由と民主主義
社会をつぶしかねない法が強硬に作られ続けるたびに、現政権の「敵意」
を感じてきました。
 それは自らの意思で立ち上がり、語る市民への敵意。民主主義という
システムへの敵意です。与党議員が特定秘密保護法案に反対する市民の
アクションを「テロ」と表現したことを、忘れることはできません。

 自分の頭と心で考え、語ることを「普通ではない」「問題がある」と
いうならば、果たして「一般市民」とは誰なのでしょうか?

 権力の目に萎縮して、考えることを止める人のことでしょうか。
 あるいは権力の「ご意向」を「忖度」して、安穏と生きるためにあえて
政府を擁護する人のことでしょうか。

 それが「普通の一般市民」だというのであれば、それは奴隷と何が
ちがうのでしょうか。


 共謀罪(テロ等準備罪)が作られた今、「これからどうすればいいの」
と震えるすべての方へ。

 どうか、けっして、萎縮しないで下さい。その震え、その不安こそが
権力の狙いなのですから。

 私たちには自由にものを考え、表現する自由があります。心の中を
誰にも覗かれない自由があります。
 憲法に違反する共謀罪のせいで、皆さんが自発的に自由を手放したら、
永遠にこの国の民主主義は帰ってきません。
 一人ひとりが考え、表現し続けることは、「共謀罪」を運用させずに
死文化させる大きな圧力になります。

 それから、万が一、おかしな政治に声を上げる市民が共謀罪で捜索
されたり逮捕されたりしても、けっして「犯罪者」扱いしないでください。
 テロ等準備罪というまがまがしい名称で、「もの言う市民」を反社会
的な存在かのようにレッテル貼りする手口に乗せられたら、排除を恐れ
てみんな考えることを止めてしまいます。
 自由に政治を批判してなにが悪い、という風を吹かせ続けましょう。


 国民の心を侵すことになんのためらいもなく、同法案に賛成した政府
・与党、すべての国会議員を、私たちは忘れません。全身の血が沸く
ほどの怒りをもって、あなたたちを許しません。

 いくらでも濫用できる条文で「物言う市民」を恫喝する現政権に、民主
主義国家の舵を取る資格はありません。

落胆、やりきれない思い、徒労感。すべての重い気持ちで押しつぶ
されそうになっているすべての人へ。

それでも希望はあるのです。
あなたがその怒りを前向きなエネルギーに変えてくれる限り!

私たちは「私らしさ」を手放したくありません。子どもたちの尊厳と
自由も、穏やかな民主主義の社会も、手放すつもりはありません。
自由を行使し続けることでしか、自由は守り抜けない――憲法が問い
かける「不断の努力」の覚悟を、「彼ら」に見せつけましょう。

私たちあすわか570名は法律家として、主権者として、「不断の
努力」で共謀罪を廃止させることを誓います。



           2017年6月16日

         「明日の自由を守る若手弁護士の会」共同代表 神保大地
                           〃   黒澤いつき







2017年6月15日木曜日

共謀罪(テロ等準備罪)が作られた今、怒りと不安で震えるすべての方へ。




 共謀罪(テロ等準備罪)が作られた今、「これからどうすればいいの」
と震えるすべての方へ。

 どうか、けっして、萎縮しないで下さい。
 その震え、その不安こそが権力の狙いなのですから。
 私たちには自由にものを考え、表現する自由があります。
 心の中を誰にも覗かれない自由があります。
 憲法に違反する共謀罪のせいで、皆さんが自発的に自由を手放したら、
永遠にこの国の民主主義は帰ってきません。
 一人ひとりが考え、表現し続けることは、「共謀罪」を運用させずに
死文化させる大きな圧力になります。

 それから、万が一、おかしな政治に声を上げる市民が共謀罪で捜索
されたり逮捕されたりしても、けっして「犯罪者」扱いしないでください。
テロ等準備罪というまがまがしい名称で、「もの言う市民」を反社会的な
存在かのようにレッテル貼りする手口に乗せられたら、排除を恐れて
みんな考えることを止めてしまいます。
 自由に政治を批判してなにが悪い、という風を吹かせ続けましょう。


 国民の心を侵すことになんのためらいもなく、同法案に賛成した
政府・与党、すべての国会議員を、私たちは忘れません。
 全身の血が沸くほどの怒りをもって、あなたたちを許しません。

 いくらでも濫用できる条文で「物言う市民」を恫喝する現政権に、
民主主義国家の舵を取る資格はありません。


 落胆、やりきれない思い、徒労感。すべての重い気持ちで押しつぶされ
そうになっているすべての人へ。
 それでも希望はあるのです。あなたがその怒りを前向きなエネルギーに
変えてくれる限り!
 私たちはいまある自由と、自由でいられる社会を手放したくありません。
子どもたちの尊厳と自由も、穏やかな民主主義の社会も、手放すつもりは
ありません。
 自由を行使し続けることでしか、自由は守り抜けない――憲法が問いか
ける「不断の努力」の覚悟を、「彼ら」に見せつけましょう。

 私たちあすわか570名は法律家として、主権者として、「不断の努力」で
共謀罪を廃止させることを誓います。

2017年6月14日水曜日

法務委員会を吹っ飛ばす!? 今夜本会議採決の可能性(>_<)!!


 ここへきて、与党が「法務委員会での採決をせずに、午後の本会議で
共謀罪法案の採決」などという計画を立ててきました。


●<共謀罪>今夜成立図る 委員会採決省略、与党が提案(毎日新聞)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170614-00000038-mai-pol

●テロ等準備罪 自民がきょうの採決提案 野党は対抗(NHK)
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170614/k10011017291000.html?utm_int=word_contents_list-items_001&word_result=テロ等準備罪


 本会議で法務委員長が共謀罪法案の審議について「中間報告」を
おこなえば、委員会採決を飛ばして本会議で採決ができる、という前例
があるのだそうです。

 小川敏夫議員(民進党)のツイッターによれば
   ↓
「過去には、委員長が野党側で、与党側の思うように審議が促進
されない場合に、本会議で中間報告を求め、法案採決へ持って
行ったことはありましたが、今国会の参議院法務委員長は与党
公明党です。極めて異例、異常な提案といえます。(小川事務所)」
https://twitter.com/OgawaToshioMP/status/874842099723755522


 「議席の数さえあればこっちのもの」という、強硬すぎる姿勢には、
理性も恥もないとしか言いようがありません。


 与党がほんとうにこんな動議を出すのであれば、野党にはもちろん、
反対討論や採決阻止などで抵抗して頂かなければなりません。
 内閣不信任案や議長不信任案など、あらゆる手段を尽くして頂かな
ければなりません。

 国会の外で私たちにできることは、与党議員とメディアへの働きかけです。

 まちがいなく、戦後民主主義史上最悪の治安立法を、しかもこんな強硬な
やり方で作り上げようだなんて、ぜったいに許さない、とてもじゃないけど次の
選挙では票を入れられない、と地元選出の与党議員さんにFAXしてください。

 この法案と、この異常事態が、いかにこの国に生きる人の自由と民主主義
社会にとって致命的か、特番を作ってでも報じるべきでしょう、とメディアに
電話をかけてください。メールを送って下さい。


 そして、ぜひ、この記事をシェアして、一人でも多くの方に危機を知らせて
下さい。
 一人ひとりが、できることをしましょう。