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ごあいさつ

みなさん、はじめまして☆
私たちは、自由民主党の「日本国憲法改正草案」の内容とその怖さを、広く知らせることを目的とする、若手弁護士(弁護士登録期が51期以降=登録から15年以内)の有志の会(略称「あすわか」)です。
現在、当会で作成したパンフレットや紙芝居を使って、全国各地(?)で講演(憲法カフェ、ランチで憲法など)を行っています!
また、イベントや集会に参加したり、声明を発表する、書籍を出すなどもしています。
こういった活動は、FacebookTwitterでも発信しています  ご注目ください!
なお、お問い合わせは、peaceloving.lawyer@gmail.comまで!

最近の記事


今後のスケジュール

2017年5月29日月曜日

あれ?正義の味方じゃなくない?(◎_◎;) 案外、人権侵害してんじゃんorzシリーズ(警察が市民を盗撮しまくり編)



 警察官って悪い人を捕まえてくれる正義の味方・・・・のはずです
よね!?
 間違っても一般市民を見張ったり・・・・・しないですよね!?


 という信頼があったのはもはや昔の出来事なのでしょうか。


 昨年7月の参議院選公示前、大分県別府警察署の捜査員が、
野党候補を支持する市民の皆様が集まる「別府地区労働福祉会館」
の敷地内に無断で侵入し、2カ所の木立に木の葉でカムフラージュ
したビデオカメラを設置して、公示後の同月24日に発見されるという
事件がありました。


 そしてそのビデオカメラには、会館に出入りする人の顔や車の
ナンバーが映っていました・・・・。
(朝日新聞デジタルhttp://www.asahi.com/articles/ASJ8V3129J8VTPJB006.html

 後日県警は、「参議院選の選挙違反事件の捜査のため」などと
言っていましたが、そのような理由で会館の出入りをずーーーーーっと
盗撮するというやり方が正当かされるものではありません。


 むしろ、むしろ選挙、政治活動の動きや人と人の接触情報の収集を
目的とした疑いが強いというしかありません!


 この事件に関連して、その後大分県警では、ビデオカメラを190台
所有しているうえに、業者から2015年度79台(560万円)、2016年
度59台(390万円)リースして多額の県費を使っていることが明らかに
なりました。


 ヤバくないですかこの台数…(-_-;)

 大分県だけでもこの実態ですので、全国的にも膨大なカメラを使用
していることは想像に難くありません。
(毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20170324/k00/00e/040/210000c


 一方で、本件が発覚した後の2016年8月26日、「捜査用カメラの
適正な使用の徹底について(通達)」を出しています。


 この中には「捜査用カメラによる被疑者の撮影・録画(以下「撮影等」
というは、その捜査目的を達成するため、必要な範囲において、かつ、
相当な方法によって行われる場合に限り任意捜査として許される。」
書かれていて
 …つまり、令状なしの「盗撮」を事実上を容認しています。


 テロ等準備罪(共謀罪)法案で問題となっている「共謀」は、「内心の
意思の合意」ですので、どこでそれがおこなわれているのかを知ろうと
すれば、当然、人の行動、人と人の接触、会合、会話、通信などを
探るしかありません。
 結局、そのためには、大分県警の事件のように「盗撮」や「盗聴」が
行われる危険性が高くなります。


 「抗議の座り込み」は【組織的威力業務妨害罪】に、
 「団体交渉」は【組織的強要・監禁】に、
 「ビラ配布」は【組織的信用毀損罪】として、いくらでも『対象犯罪』と
されてしまう可能性があるのです。

 ,,,orz

2017年5月27日土曜日

あれ?正義の味方じゃなくない?(◎_◎;) 案外、人権侵害してんじゃんorzシリーズ(大垣の警察が市民監視&情報漏洩編)



 2014年、大垣市での事件をご紹介します。
 
 岐阜県大垣市上石津町と不破郡関ケ原町、ここは山林に囲まれた
農村地帯です。
 ここに、中部電力の子会社「シーテック社」が、風力発電施設を建設
しようと計画しました。
 ただ、建設予定地の岩盤はもろくて、頻繁に土砂崩れが起きていた
ので、本当に建てて大丈夫なのか、地元の住民には不安がありました。
 山林を伐採した結果、イノシシが山をおりてきて田畑を荒らす可能性
もあるし、風力発電による低周波の健康被害が出るかもという不安も
あり…反対の声をあげる地元住民が、勉強会を何度か開きました。
参加者は毎回10人程度だったそうです。


 2014年7月24日、朝日新聞は、「岐阜県警が個人情報漏洩」と
トップ記事で報じました。
 岐阜県警大垣署が、この勉強会を主催していた人や、その友達で、
これまでダム建設反対運動などに参加していた人(つまり風力発電
建設とは関係のない人)、関係のない法律事務所などの情報を集め、
わざわざシーテック社の担当者に、情報を渡し、この人たちの連携
を警戒するように助言していたのです。 

 シーテック社が残していた記録から分かる、警察の発言を抜粋すると…


 「岐阜新聞7月31日(水)版に『大垣市上石津町で風力発電につい
て学ぶ勉強会が 行われた』ことが掲載されたことを知っているか。」

 「同勉強会の主催者であるA氏やB氏が風力発電に拘らず、自然に
手を入れる行為自体に反対する人物であることをご存じか。」

 「A及びBは、同じ岐阜県内で活発に自然破壊反対や希少動物保護
運動にも参画して おり、ぎふコラボ法律事務所ともつながりを持って
いる。」

 「また、大垣市内に自然破壊につながることは敏感に反対する『C氏』
という人物が いるが、ご存じか。本人は、60歳を過ぎているが東京
大学を中退しており、頭もいいし、 喋りも上手であるから、このような
人物とつながると、やっかいになると思われる。」

 「このような人物とぎふコラボ法律事務所との連携により、大々的な
市民運動へと展 開すると御社の事業も進まないことになりかねない。」

 「大垣警察署としても回避したい 行為であり、今後情報をやり取り
することにより、平穏な大垣市を維持したいので協力をお願いする。」

 Bが、「風車事業に関して一部法律事務所に相談を行った気配が
ある。」

 「Aは、ぎふコラボ法律事務所の事務局長である『D』と強くつながって
おり、そこ から全国に広がってゆくことを懸念している。現在、Dは気を
病んでおり入院中であるの で、速、次の行動に移りにくいと考えられる。」

 「Cは、徳山ダム建設中止訴訟を起こした張本人である。」

 「反原発・自然破壊禁止 のメンバーを全国から呼び寄せることを懸念
している。」


 …こんな感じです(具体的な人物名はアルファベットに変えました)。
 生々しすぎますよね、でも、しっかり、学歴だの病歴だの、なにからなに
まで調べて、イラっとするコメントまで添えて、私企業に「肩入れ」して、
市民の自由な活動を敵視しているのが分かります。

 もちろん、警察が入手した情報を漏洩したことになるので、違法です。

 違法なばかりか、対象となった人たちのプライバシー権や表現の自由
も侵害された、憲法違反の行為だ、として、現在、違憲訴訟(国家賠償
訴訟)が争われています。


 政治に「おかしい」と声を上げる人だけではなく、大きな企業、大きな
力を持つ存在に「おかしい」と声を上げる人をも敵視する警察。

 勉強会を開いただけで、まるで犯罪者扱いで、しかも関係の無い人
まで狙いを定めて勝手に「きっと連携するだろう」と危険人物扱いをする。
 
 警察が日常的にこんなことしてると分かれば、市民は萎縮するに
決まってます。プライバシーを丸裸にされて危険人物扱いだなんて、
イヤですものね…政治にも、大きな企業のすることにも、文句は言わ
ないでおこう、となりますよね…


 テロ等準備罪(共謀罪)が現実のものとなれば、警察はどこでなんの
共謀が行われているか、手当たり次第に「情報収集」するでしょう。
とりあえず尾行・監視・盗聴しないと、共謀など分かりませんから。
そしてますます、市民は怖くて、萎縮する…

 大垣市のこの事件は、テロ等準備罪(共謀罪)の先取りともいえる
事件です。
 こんな警察に、テロ等準備罪(共謀罪)を、手渡すわけにはいきま
せん。
(たぶん、公安警察の方はこのブログもしっかりチェックしているわけ
です(^^; もっと実りのある仕事をなさってください♪)

2017年5月26日金曜日

6月3日(土) 憲法カフェ@大阪府能勢町☆


 学校法人加計学園が岡山理科大学の獣医学部を愛媛県今治市に
開設しようとしている件、いわゆる「総理のご意向」がつよ~~く働いた
結果なのでは疑惑が、大きく報じられています。

 前事務次官が、「総理のご意向」と書かれた内部文書は実在する、と
取材で発言し、政権は追い詰められているものの、官邸がいわゆる
「逆ギレ」状態で、文科大臣はコメントを拒否して再調査もしない。
 そして、メディア「なはずの」読売新聞は前事務次官の個人攻撃…
 権力の暴走を看過できずに声を上げた前次官に「守秘義務違反なの
では?」と質問して口を封じようとする始末(>_<)。。。


 すでに、「法の支配」ではなく「人の支配」へと変わりつつあることを、
実感します。

 権力が「身内」「親友」認定した人へは、なにもかも私物化してルール
無視で優遇し、他方で「あいつジャマ」と思えば、手足となるメディアを
使って個人攻撃して封じようとする。

 あるいは「報じさせない」ことで国民を「物知らぬ民」におとしめる。

 そして「そっか、こうやって、権力ににらまれるとプライバシーが
どんどん暴露されて社会的に殺されるんだ…」と国民に見せつけて、
権力に抵抗するのはやめよう、黙って生きていこう、と萎縮させる。
 
 加計学園の一連の問題は、そういう「民主主義の瀕死状態」を教えて
くれます。


 こんな世の中はどう考えてもおかしい、子どもたちにこんな社会の
バトンは手渡したくない。
 そう思いませんか?
 ちょっとでもそう感じるなら、ぜひ、これを機会に、憲法や、民主主義
について知ってみませんか?

 「知る」ことは、すべての第一歩です!

 自然豊かな大阪府能勢町で、遠地弁護士の憲法カフェが開催されます♪


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憲法カフェ@大阪府能勢町
 平和をうたおう憲法カフェ
  ここ!が怪しい??「緊急事態条項」


日時: 2017年6月3日(土)14:00~17:00


場所: fairtrade shop anndo & cafe エスペーロ能勢     http://espero-osaka.com/ (能勢町地黄476)
     阪急バス「地黄局前」から3分


出演: 憲法カフェ講師 遠地 靖志弁護士
    (明日の自由を守る若手弁護士の会)

   ライブ 長野 たかし
    (「五つの赤い風船」メンバーとして一世を風靡)
       森川あやこ
    (長野たけしと歌や人形劇などの演劇制作・公演を行う)


参加費: 2000円
     (オーガニックの飲み物とお菓子つき)


主催: 憲法カフェ・能勢(090-2044-6106)
   ※前日までに必ずご予約下さい。




6月3日(土) 24条改憲の布石(>_<)!國本弁護士が「家庭教育支援法案」を語ります☆



 安倍首相は9条に自衛隊を明記、なんて突然言い出して、
自民党内も「今までの議論はなんだったんだ」みたいな感じで
大わらわのようですが、2012年4月の改憲草案は、まだ撤回
されていません。
 あの改憲草案は、いまだに自民党の描く理想の国家像を示して
います。

 そこでは24条はがらりと変わって、個人よりも家の繁栄、自分
らしさよりも家族の結束、という時代錯誤というか人権どこへやら
という価値観が溢れ出ています。

 24条改憲の布石として、自民党や背後にいる日本会議が提案
しているのが「家庭教育支援法案」。
 国民からのニーズなどまったくないこの謎な法案について、知って
おきませんか?子どもの人権のエキスパート、國本弁護士の講演会
が開かれます!


*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――


國本弁護士の講演会
 「家庭教育支援法案の問題点―

          子どもの権利の視点から―」 @大阪市北区


 2017年の今国会において、「家庭教育支援法案」なる法律が
上程されようとしています。
 この法案が通ってしまうと、家庭の教育にお上が口出しをすることに
お墨付きが与えられてしまいます。
 子ども目線を欠いた法案がもたらす様々な問題点を、子どもの権利
の視点から読み解いていきます。
 いらないおせっかいは、いらないんです。


日時: 2017年6月3日(土)14:00~16:00


会場: 龍谷大学 大阪梅田キャンパス 研修室 (大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエストオフィスタワー14階)


<プログラム>
■ 講演:「家庭教育支援法案の問題点

        ―子どもの権利の視点から―」(仮)
    國本依伸 弁護士 60分


■ 子ども支援の現場からの報告 30分

■ 質疑応答 30分


申込方法
 要申込・定員80名(先着順) 資料代800円
 申込先(メール申込のみ): kodomonokenrikansai@gmail.com
 申込必要事項:①氏名と参加人数 ②連絡先 ③保育サービス希望の有無



【チラシはこちらからダウンロードできます→】https://goo.gl/Qxa9B5


【講師プロフィール】
  國本依伸 弁護士(大阪弁護士会・明日の自由を守る若手弁護士の会)
  2002年弁護士業を大阪市で開始。2011年から2012年、日弁連
からの推薦を受けてカリフォルニア大学バークレー校に客員研究員として留学、
アメリカの小児医療界において子どものおかれている環境、すなわち子どもの
療養環境がどのようなものかを調査。成果論文として「医療を受ける子どもの
人権~カリフォルニア小児医療機関調査を中心に」(『自由と正義』2013年
6月号所収)など。弁護士向けの子どもの権利条約学習会で講師を務めるなど、
子どもの権利条約についても造詣が深い。
 「憲法の読み方・使い方」でもママたちに大人気。


主催: 子どもの権利条約関西ネットワーク
  http://kodomonokenrikansai.wixsite.com/network
  E-mail: kodomonokenrikansai@gmail.com
  Facebook: 子どもの権利条約 関西ネットワーク
  Twitter: @forum_in_kansai
【事務局】特定非営利活動法人CAPセンター・JAPAN
 〒545-0051大阪市阿倍野区旭町2-1-1-104
 TEL: 06-6648-1120
 FAX: 06-6648-1121


2017年5月25日木曜日

憲法審査会ここんとこ超重要!なマメ知識~大事な大事な「中山方式」~



 「2020年に新しい憲法の施行を」と安倍首相が言い出したことを
きっかけに、自民党の中では改憲議論を急ピッチで進めちゃおうと
慌ただしく計画されていっているようです。

 国会の憲法審査会の議論にゆだねる、と言ってきたわりには、
憲法審査会をも強行にとりまとめられかねない事態になっています。

 ここで今回、小口幸人弁護士が
「国民の方々には、ぜひ憲法審査会の『中山方式』を知って頂きたい!」
と訴えています。
 昨日の報道ステーションでも報じられたようです(さすが報ステ!)


 憲法審査会での、議論の進め方については、通称『中山方式』と
呼ばれる慣習が敷かれています。無意識にそういうルールになって
るのではなく、意識的に、しっかり憲法審査会において数回に1度の
ペースで、繰り返し繰り返し確認され続けているルールです。

 もちろん、安倍政権下でも、この『中山方式』で議事が進められて
きました。

 どういう慣習なのか、を示すために、昨年11月17日の衆議院憲法
審査会の議事録(会長発言部分)を貼り付けます。


******* ここから ********

○森会長 
 これより会議を開きます。
 この際、本憲法審査会における議論を再開するに当たり、幹事会の
協議に基づきまして、憲法審査会の特色と、今後の運営に関する私の
所感について、一言申し上げさせていただきます。

 平成十二年に衆参両院に置かれた憲法調査会を前身とする憲法
審査会は、他の常任、特別委員会と異なる数々の伝統と特色を有して
おります。

 例えば、会長代理が置かれ、野党第一党の幹事がこれに充てられる
例となっておりますし、その運営については、与党や野党第一党だけ
でなく、少数会派も含めて幹事会等で協議、決定するとともに、少数
会派や委員にも平等に時間を配分して議論を尽くすという姿勢がとられ
てきました。

 これは、憲法調査会、日本国憲法に関する調査特別委員会を通じて、
一貫して会長、委員長を務められた中山太郎先生を中心として、歴代の
幹事やオブザーバーの方々が築き上げてこられ、本憲法審査会にも
継承されてきたものです。

 このような憲法審査会の伝統と特色は、憲法は国家の基本法であって、
全て国民のものであるという憲法論議に対する基本理念に基づくもので
あります。

 また、憲法調査会以来、国家の最高法規である憲法に関する論議に
おいては、政局にとらわれることなく、憲法論議は国民代表である国会
議員が主体性を持って行うべきとの共通認識に基づき、熟議による合意
形成がなされてきました。ここに、議論に真摯に取り組まれてきた各党に
改めて敬意を表します。

 今後ともこの共通認識に基づき、国民に対してオープンな場である
憲法審査会において、国民の代表者たる国会議員により、憲法改正の
必要性の有無とその内容について熟議を重ねるとともに、国民の憲法
論議に関する理解も深めていただくことが重要であります。

 私は、会長として、これまでの憲法審査会の運営方法を継承して、
少数会派の 意見も十分に尊重し、幹事会における協議、決定に基づいて、
円満かつ公正公平 な運営を行っていく所存でございます。

 御協力のほどよろしくお願い申し上げます。


******* ここまで *******


 この『中山方式』と呼ばれる慣習には、「憲法は主権者国民のものである」
という強い意識が根底にあり、「政治家主導での改憲論議は許されない」と
いうポリシーがあります。

 ときの政権が強大な力をもっても、あるいは仮に過半数の国民が支持して
いても、憲法だけは、国民の総意、少数派からもある程度の同意がないと
変えられない。強行採決でベルトコンベアーのようには通させない、という
強い意思から生まれたものです。


 この慣習に対し、安倍首相は「議論のスピードが遅すぎる」と憤り、
今月3日以来、憲法審査会に対し、介入を試みているようです。

 この意義深く重要な「中山方式」を蹴破るような強硬な策を、自民党が
採るかどうか…それは主権者がどれだけそれを警戒するか、にかかって
います。

 中山方式を捨てるなんて許さない、きちんと深い、国民主導の議論をしなきゃ
ダメだよ!
と、自民党に強く強くメッセージを放っていかなければなりませんね☆

 小口弁護士はじめ、あすわか弁護士も、憲法カフェで「中山方式」について
触れていこうと思います。

2017年5月24日水曜日

のび太くんのお母さんも「犯罪者」!? 「物言う市民」をつぶすテロ等準備罪(共謀罪)


 ドラえもん大長編(映画)の並みいる名作群の中に、
『のび太とアニマル惑星(プラネット)』があります。

 ずいぶん前の作品ですが、舞台化されたり、根強い支持を集めて
いる傑作です。


 この映画で、のび太くんのお母さんが市民運動を展開しているのを、
ご存じでしょうか。
 裏山が切り崩されてゴルフ場にされてしまう、という話を聞きつけた
のび太くんのお母さんが、近隣の人たちと裏山に集まり、「反対運動を
しましょうよ」と自ら率先して署名活動を展開すべく準備を始めるのです。


 そうなんです。
 普段、「のびちゃん、宿題は!?」くらいしか言わない、政治や社会
問題に関心の薄そうな(と勝手に想像してますが)のび太のお母さんでも、
人生なにが起きるか分からないのです。
 裏山がゴルフ場に、だなんて、寝耳に水でしょうし、「なにそれちょっと
困るんだけど!?」と狼狽するのは当然です。
 たとえ今この瞬間、どんなに政治や社会問題に関心がなくても、ある日
困難にぶつかって「それおかしい!」と声を上げる、それは誰にでもあり
うることです。
(のび太のお母さんは、この反対運動をきっかけに、貧困問題、エネルギ
ー問題にも関心を広げていきます。)


 でも、そんなのび太くんのお母さんの奮闘を、許さないのが、テロ等準備
罪(共謀罪)です。

 もし、工事のためのトラックが現場に近づけないように、抗議活動を展開
しようと話し合えば、威力業務妨害罪の共謀だと言われかねません。

 事業者への抗議や批判を強めれば、そのための話し合いは信用毀損罪
の共謀罪だと見なされるかもしれません。

 裏山に行けば、それが「下見」と見なされます。

 たとえお母さん自身が下見をしなくても、一緒に反対運動をしているご近所
の誰か一人が下見をすれば、お母さんを含む全員が、「組織的威力業務妨
害罪」の共謀罪を犯したとして、処罰される可能性があるのです。


 こんな法律があれば、お母さんも、ご近所の人たちも、みんな、怖がり
ます。
 「まさかこんなことでは捕まらない…とは思うけど…でも万が一捕まったら
イヤだし…」
 そして、誰も反対運動をしようとは言えなくなります。
 言いたいことが言えない社会は、テロ等準備罪(共謀罪)がある、という
事実だけで、十分作れてしまうのです。


 市民運動への恫喝。
 「物言う市民」を徹底的に敵視し、刑罰をちらつかせて怯えさせ、「物言えぬ
民」に貶めるのが、テロ等準備罪(共謀罪)です。
  


<*ツイートもしてます*>
 https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/865501227890556928
『ドラえもん のび太とアニマル惑星』では、日頃『のびちゃん、宿題は!?』
しか言わない主婦・のび太のお母さんが、裏山がゴルフ場開発のために
切り崩されると知って、近隣住民の方たちと集まり、「反対運動をしましょうよ」
と率先して署名活動を準備します。政治や社会問題に関心の薄い…(続★)


 https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/865502003471933440
★→(と思われる)のび太のお母さんですら、声を上げることだってあるわけです。でも、このような困難にぶつかった一般市民が声を上げることを敵視して刑罰をちらつかせてつぶすのが、テロ等準備罪(共謀罪)です。この国の、何千万人もの「のび太母」が、物言えぬ民に貶められる前に、廃案!

2017年5月23日火曜日

衆院可決って言ったって、まだまだこれから!ガッカリしてるヒマはありません☆


 さきほど、衆議院本会議にて、テロ等準備罪(共謀罪)法案が可決されて
しまいました。


 政府は、議論しようともせず、なにも語ろうとしませんでした。
 答弁を拒否し続けたあげく、「おっと、もう30時間も経ったから審議は
これで終わり、多数決!」

 …この国の議会は、もう、こてんぱんに軽視されました。

 国会の軽視は、国会に代表を送り込んでいる主権者国民の軽視です。


 国連特別報告者から質問状まで送られてくるほど、国際的な常識に
照らしてもおかしい法律だということです。
 質問状に対し、政府は回答ではなく抗議をしました。独善的すぎて、
傲慢すぎて、目が飛び出そうです。


 この法案が前代未聞の危険な治安立法であることを、ずっと私たちは
知らせ続けてきました。なのでそれはここでは繰り返しません。
 廃案にしないと、かけがえのない家族、子どもたちに、どうお詫びしたら
いいか分からない、そんな気持ちで必死な人が、たくさん声をあげています。

 もし、今、落胆しているなら、どうか顔をあげてください。
 悔し涙は、まだ早すぎます。

 法律は衆議院を通過しただけじゃ、成立しないのですから!
 参議院で審議未了にして廃案に追い込めばいいのです。
 あるいは参議院で否決させ、再び審議されるであろう衆議院で廃案に
追い込むことだってありえます。(日本国憲法59条)

 
 まだチャンスはあります。世論を動かして、メディアを本気にさせて、
「誰一人として政府や与党を許さない」と怒りで包囲すれば、政府も与党も
暴走し続けられないでしょう。

 地元の選挙区から出ている与党議員さんにはFAXしましたか?

 「こんな悪法を作るなら、次の選挙では票は入れられない」と迫りましたか?

 TV局や新聞社にはエールや批判を送りましたか?

 いい報道には応援を。ひどい報道には批判を。
 国会中継すらしてくれない公共放送には、厳しく批判を届けなければなり
ません。
 議員さんもメディアも、生身の人間の声には、揺り動かされるものです。

 あなたの心の震えを、言葉に乗せてください。アクションに乗せて届けて下さい。

 ね、まだまだ、できることはたくさんあるのです。


 この法案が出てきたのは必然です。
 私たち市民が、自分の言葉で語り出して自分の足で国会前に集まり出し、
野党共闘まで推し進めていることへの、政府・与党の焦りの象徴が、
テロ等準備罪(共謀罪)です。


 私たちには、勝てる力がある。


 誰かが言いましたね。諦めたら、そこで試合終了ですよ…?

 NEVER GIVE UP です☆